無意識だったことへの気づき

10月23日、一般社団法人デザインシップさんのデザインカンファレンスに参加した。

デザイナー志望ではない(正確には将来まだ何をやるか決めていない)私が参加した経緯としては、3つある。1つ目は、デザイン=美術っぽいというイメージのギャップはあるのだろうかと思ったからだ。2つ目は、せっかくUXを取り扱うゼミに所属したので何でも経験!と思ったからだ。3つ目は、今後のゼミ活動において何かの役に立つことがあるのではと感じたからだ。 

ざっくりとした感想としては、知らない世界と思っていたけれど全く知らない世界というよりかは意識してこなかった世界という感じがする。

いくつか気になった言葉などをpick upしていく。

 

☆深澤さん

体温計を開発しているが早くても遅くても✖→早くてもダメなことは言われてみれば確かに…と思うくらい無意識だった。

デザインとは問題解決ではなく、何を問題とするかである→中には別の考え方の人もいるが、こう言われてハッとした。先生からその課題は本当に課題なのかという意識を持って欲しいと言われていたので要はそういうことなのかなと感じた。

☆渡邉さん

インタビューする時には、インタビューされる側ファーストで!→これは当たり前なのではと思うかもしれないが、特に私たちのようなインタビューをしたことない人が初めてする時には自分優先でやってしまうのではないか。あくまでインタビューはインタビューされる側がいることによって成立することを再認識した。

☆笹間さん

変えない価値を見極めること→デザインと聞くとついつい新しいものを作る、新しい解決策を提示するなどといったイメージを個人的には持っていたのだが逆をとって全てがそうではなく、変えない価値を取捨選択していく、明確化させていくことも必要不可欠なことなのだと感じた。

☆篠原さん

チーム全体の解像度を得る→チームの共通の認識の必要性を最近のゼミで学んでいた、努力していく必要があると認識していた所だったので実際のデザイナーさんが言うとより実感がわいた。

 

全体を通して、どの登壇者さんもコミュニケーションの重要さ、デザイナー以外の社内外の人のデザインへの理解、思考の必要性、可視化の重要性を話していたように感じた。

他にも、この人の話し方は聞きやすいな、惹き込まれるなというふうに伝え方によってもだいぶ伝わる内容が変わるなと改めて感じた。参加する前は圧倒されるのではないかと心配していたが、ゼミや授業で聞いた事のある用語が出てきたり、身近なものが出てきたりと私は今までデザインを遠く考えていただけなのではと感じた。でもデザイン自体の構造はシンプルだからこそ難しかったり奥深かったりするのでは。将来自分がどうなるかは分からないがデザインの思考を持っておきたいと感じた。